ペイリン「スモールタウン」人気とファニーメイ救済と地獄の釜の存在~8日の毎日新聞朝刊から
今朝の新聞で最大のニュースかもしれない。日経新聞と読売新聞は1面トップにしていた。ポールソン米財務長官が7日、ファニーメイとフレディマックを事実上政府の管理下に置き再建を図る方針を発表、当面1社につき10億㌦(1080億円)、計20億㌦の優先株を公的資金で買い取って経営陣を刷新、新設された連峰住宅金融局(FHFA)が両社の再建を担う管財人を指名し、新体制で事業を継続する、と明らかにしたことだ。
毎日新聞9月8日朝刊1面は<米国史上では最大規模の政府による企業救済となる。米議会予算局によると、公的資金の投入額は合計で250億㌦に達するとの試算もある。>とした。
2面解説でワシントンの斉藤信宏記者は「暗黙の政府保証」がついていた債券について、<世界中の中央銀行や金融機関が積極的に債券を購入。約1兆6000億㌦のうちほとんどを米国外の中央銀行や金融機関などが保有していると見られる。>として、<ただ、2社の保証・保有する住宅ローン関連資産の残高は5兆㌦超、米国債の発行残高4兆7000億㌦を上回る。…国有化して負債のすべてを肩代わりすれば、米国の財政赤字は2倍以上に膨らむ。>と書いていた。これは、ものすごい事態だ。自民党の総裁選でワーワーやっている時間はないんじゃないか。
毎日新聞9月8日朝刊2面[ドキュメント九月政変]で小池百合子氏が7日、講演先の静岡県熱海市から生中継でテレビに出演し「アメリカには(女性の活躍を妨げる)『ガラスの天井』があるが、日本は『鉄板』だ」との発言。
毎日新聞2面[発信箱]<スモールタウン>で坂東賢治北米総局長は米共和党大会でマケイン上院議員(72)よりも、同党初の女性副大統領候補ペイリン・アラスカ州知事(44)の受諾演説に盛り上がりを見せたことに触れ、<キーワードの一つは「スモールタウン(小さな町)だ。人口1万弱のワシラ市の市議2期、市長2期と州知事2年を務めただけ。外交経験もなく、>とメディアも懸念を示したものの、ペイリン氏の逆襲があった、と。それは<演説で両親を含めた小さな町の人々の「正直で誠実な」生き方をたたえ、「スモールタウンで育ったことは名誉」と胸を張った>ことだ、という。政治ブロガーの一人は「ペイリン氏はスモールタウンの力を解き放った」と評した、という。
<年配の米国民にとって「スモールタウン」には郷愁の響きがあるらしい。住民の多くが顔見知りで、教会やレストラン、雑貨店が社交場。独立記念日のパレードが最大のイベントといったイメージ。過疎化が進む町も少なくないが、共和党の票田だ。>
とある。大接戦だった2000年の大統領選挙で民主党のゴア候補は大都市圏の票の7割を奪ったが、郡部ではブッシュ大統領が圧勝した。面積で比較すれば、ブッシュ氏が国土の8割を制した計算になる、という。
同じ毎日新聞国際面にワシントン大治朋子記者の<ペイリン氏、好感度トップ>の記事が載っていた。米ラスムセン社が5日発表した世論調査結果である。ペイリン氏の好感度58%、マケイン氏57%、オバマ氏57%、バイデン氏48%、という結果だった。調査は4日、有権者1000人を対象に電話で行われた、という。「たった1000人で分かるの?」とは思うが…。
アメリカは東部と西部という特殊な都会と中部、南部という偉大な田舎が並存している国だ、と改めて思う。それにしても、アメリカ人も「大草原の小さな家」を心の故郷にしているのかな。
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