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2008年12月29日 (月)

「糞坊主」「悪党」オンパレードの座談会が最終回~12月29日聖教新聞

 会社の職場に聖教新聞が来るので、たまに目を通しているのだが、座談会が面白くて愛読している。

 12月29日の4面座談会[新時代を勝ち開け!]が86回目で「完」となっていたので、読んでしまった。

 この座談会はいつも面白いのだ。日蓮正宗のお坊さんの悪口とか、反創価学会のライターらへの悪口のオンパレードなのだが、その言葉遣いが宗教者にあるまじき猛烈な卑語が飛び出すので、「へぇ、ここまで言うのか……」と感心しながら読める。つまらない小説よりはドキドキさせられて、暇つぶしにはいい。

 この最終回は前半が創価学会の悪口を書いた週刊新潮と乙骨氏が最高裁判決で敗訴したことを受けての悪口三昧。後半は竹入 義勝元公明党委員長への悪口で終止していた。「あれっ」と思ったのは、創価学会と竹入氏が和解したのではなかったのか? と思っていたからだ。

 グーグルで調べたところ、どうも「和解」とは言っても部分的な和解のようなのだ。共同通信の12月4日配信記事が見つかったので、コピペしておく。

 見出しは<公明党が竹入氏と和解/「互いに誹謗中傷せず」>である。本文は、

 <公明党が竹入義勝元委員長に対し、党の資金を着服したとして550万円の損害賠償を求めた訴訟は4日、東京高裁(宗宮英俊裁判長)で和解が成立した。関係者によると、和解条項では「双方が相手方に違法な誹謗中傷をしないことを確約する」と明記。竹入氏が遺憾の意を表明すれば、請求棄却の1審判決に対する控訴を党が取り下げることが盛り込まれたという。>

 <公明党側は「竹入氏は委員長在任時の1986年6、7月ごろ、党の資金を着服し、百貨店で妻の指輪を購入した」などと主張していたが、今年3月の1審東京地裁判決は「当時は衆参同日選の最中で、竹入氏が百貨店で妻を伴って買い物をする余裕があったか疑わしい」と退けていた。竹入氏は67年2月から86年12月まで、公明党委員長を務めた。>

 というものだ。

 勘違いしていた。あくまで公明党と竹入氏の和解であり、それも「違法な誹謗中傷」をしないというだけで、合法的な誹謗中傷は許されており、なおかつ創価学会は訴訟の当事者ではないから、何も束縛されなかったのだ。知らなかった。

 またウィキペディアのお世話になろう。竹入氏の項目である。

 <1926年1月10日、長野県生まれ、政治大学校卒業。国鉄(現JR)勤務。59年4月、東京都文京区議会議員選挙に無所属(創価学会推薦)で立候補、当選。61年11月、公明政治連盟結成。63年4月、東京都議会議員選挙に北区から公明政治連盟で立候補、当選。64年11月17日、公明党結成、党副書記長就任。67年1月29日、第31回衆議院議員総選挙に旧東京10区(後の東京17区)から公明党公認で立候補、初当選(以降連続8回当選)。この選挙で公明党は25議席獲得し大躍進。>

 <67年2月、辻武寿氏(参院議員)退任にともない公明党委員長就任。党の衆院重視への転換を示す。69年に政治評論家の藤原弘達氏による公明党と創価学会の政教分離問題が表面化、竹入氏は田中角栄・自民党幹事長に問題解決を依頼、矢野絢也書記長と田中・藤原会談を見守った。71年6月27日、第9回参院選で公明党は得票を減らし敗北。72年、社会党の成田知巳、佐々木更三現元委員長らと中国訪問。日中国交正常化交渉の極秘下折衝、9月の田中首相訪中、国交正常化に貢献。12月10日の総選挙では公明党は29議席と完敗。75年には成田社会党委員長と初の社公党首会談、反自民で一致し選挙協力に発展。79年には佐々木良作・民社党委員長と公民連合政権構想に合意。79年10月7日の総選挙では社公・公民選挙協力が成功、自民大敗。80年1月に飛鳥田一雄・社会党委員長と社公連合政権構想に合意、共産党とは絶縁(革新ブロックの解消)。80年6月22日の衆参同日選挙は総選挙で50議席割れ、参院選では25議席割れの惨敗。84年の自民党総裁選挙で佐々木民社党委員長と「二階堂擁立」抗争に巻き込まれる。>

 <86年12月、各党の世代交代の中、委員長在職20年目を前に退任、党最高顧問に就任。90年、政界引退。97年、勲一等旭日大綬章を受章。>

 <98年に「公明党と創価学会が政教一致の関係にあった」と『朝日新聞』に「55年体制回顧録」を掲載。回顧録に学歴記述の矛盾などが見つかった。これを機に反創価学会の立場を鮮明にし、公明党、創価学会から除名処分を受けた。>

 <2006年5月19日、公明党は「内部調査により、竹入が公明党委員長在職中の1986年7月に自分の妻へ送った指輪の購入代金を公明党の会計から支出し着服横領した」として、総額550万円の損害賠償を求める民事訴訟を東京地方裁判所に起こした。翌日には、創価学会の機関紙『聖教新聞』において提訴が大々的に報道され、提訴後も同紙には折に触れて横領を非難する記事が掲載された。>

 <08年3月18日、東京地裁は「党の会計から私的流用したとは認められない」として請求を棄却。判決文では「横領したという当時は衆参同日選の最中で、党トップの竹入氏が秘書や警護官もともなわずにデパートで夫婦そろって高価な指輪を購入するのは不自然」と指摘したうえで、購入した指輪の具体的な種類や形状が特定されていないことなどを理由に、流用の事実は認められないとした。>

 <公明党側は即日、東京高等裁判所に控訴。08年12月4日に「互いを誹謗中傷せず、竹入が遺憾の意を表明した場合は党側が控訴を取り下げる」との条件で和解が成立した。『聖教新聞』は着服横領提訴の判決が出るまでは着服横領を複数回1面トップに持ってくるほど大々的な報道を行っていたが、敗訴判決の事実および竹入氏との和解の内容を機関紙『聖教新聞』では公表していない(極小記事での扱い)。>

 この29日の座談会の見出しは<公明議員は立ち上がれ/支持者の期待に結果で応えよ/戸田先生「私利私欲の議員は叩き出せ」>である。

 見出しを見てびっくりはしない。

 いつものような「魔界」とかが出てくるほうがおどろおどろしくていいのになぁ、とは思うが、公明党も与党慣れしてきたし、あんまり常識を疑わせるような表現はできなくなったのだろうか? もう少しえげつないほうがいいのに。

 この座談会で面白いのは女性の言葉の汚さである。

 この日も三井婦人部長という方が「竹入は40年以上も有権者を騙し続けてきた。国民を欺き抜いてきた」と言えば、棚野男子部長は「こうした悪党が二度と出ないよう、竹入という嘘つき男を厳しく糾弾しておかなければならない。それが後世のためであると信ずる」という陸軍航空士官学校卒業生の言葉を紹介していた。

 竹入氏が陸軍航空士官学校に籍を置いたのかどうか、客観的に調べられないのかどうか。竹入氏も何か証拠を示せないのかどうか。

 というよりも、「犬神家の一族」ではないが、あの当時は何が何だか分からなくなっており、皆生きるのに必死で泥棒も殺人もなんでもやっていた時代じゃないか、と思うのだ。国敗れて山河あり、の時代だ。その時代の経歴詐称を今更持ってくるほうがどうかしているのだが、竹入氏ももしも嘘をついたとしたら、どうして嘘をついたのだろうか。分からないことが多いのだ。

 創価学会にしてみれば竹入氏や矢野絢也氏は目の上のたんこぶなのだろう。あまりにも秘密を知りすぎている。抹消したいだろうが、そうはいかないから、社会的に発言できない立場、または発言しても皆がまともに取り上げないようにしようと必死なのかもしれない。

 でも、創価学会はなぜそんなに必死なのだろう? 以前「創価学会の研究」を読んで書評にも書いておいたが、今や昔の日本と違って創価学会への負のイメージは相当になくなってきているだろうし、明るい話題も多くなっている。特に芸能界への大量進出で、テレビ画面で学会員の芸能人を見る機会が増えて、特に学会員だからといって忌避するような風潮はなくなった、と思うのだ。

 この日の新聞にも女優の本名陽子さん、歌手のカズン(漆戸啓さんと古賀いずみさん)のインタビューが出ているが、彼らが学会員だからといって差別されるようなことはないと思う。

 もう少し普通の宗教組織になってもいいのではないか、竹入、矢野氏ら反創価学会的人間はほうっておけばいいのではないか、とも思うのだが、そうはいかないのだろうか。

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